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澤田店TOP >> つねきったん(澤田常吉)物語 澤田店 つねきったん(澤田常吉)物語「つねきったん」として親しまれていた、澤田店の創業者、澤田常吉にまつわるエピソードを紹介します。 澤田常吉と澤田店のあゆみ
澤田常吉の人物像つねきったんねぇ町を歩くと、「つねきったんねぇに行こか?」と聞くことがある。 「つねきったんねぇ」というのは、常吉(つねきったん)の家(ねぇ)に行くということで、「澤田店」に行くことを差します。 今でもそう言われるところからも、常吉は没後もお客様から親しまれていたことが分かります。 仲人をした組も数え切れないほどあり、店を訪れるお客様からも「お父さん」と親しまれていました。 「商売は、牛のよだれ」「牛のよだれ」は、絶え間なく続くことから、商売も途中で止まることなく続けないといけないという、常吉の商売に対する想いがこもったひと言です。 口コミの大切さを知っていた「人形は、薄利多売で売る。」「いいものを安く売れば、ようけ(たくさん)お客様は来てくれる。」というように、宣伝よりも最近でも見直されている「口コミ」の大切さを当時から理解していました。 通常よりも安く商品を仕入れ、お客様に薄利で販売できるよう、いつも現金仕入をしていた常吉は、問屋にもいつも納品と同時に現金支払いをしていました。 仕入先を大事にする「仕入先から買ってやっている」と思わず、「仕入れたもので商売させてもらっている」という考えで、仕入先(問屋)との関係も大切にしていました。 「信用第一」商売は「信用」あってのもの。世代が変わっても、買いにきてくれる、そういう関係を常吉は目指していました。 先見の明戦後、たくさん子供が生まれるという予測から、ひな人形や五月人形にビジネスチャンスを見出し、人形屋をはじめました。 ※現在は人形の取扱をしておりませんが、長年の取扱ってきた身として人形に関する豆知識をこちらに掲載しております。 澤田店は「なんでも屋」だった昔は郵便切手、新聞全紙、雑誌、果物、海水浴用品、かき氷、アイスキャンディー、お菓子、饅頭と何でも販売しており、実質「白浜の宮」駅の売店状態でした。 (切手は現在でも販売しています) 宝くじ今からおよそ58年ほど前、常吉は宝くじを当てました(当時の金額で30万円、現在の価値にするとおよそ300~400万円くらいでしょうか)。 常吉はその賞金を使って、小学校の給食の食器、中学校・高校の校旗や優勝旗を寄贈しました。 そのエピソードからも、当時の子供たち(将来世の中を担う世代)に対する想いが伝わってきます。 |